3時間目は長女の道徳。
まず最初に、先生が
「今までに嘘をついたり約束を破ったりしたことがある人〜〜」
とみんなに質問した。
うちの長女は即効で自信満々に手を挙げていた・・・あふぉじゃな・・・
といっても、ほとんどの子が手を挙げていたが。
逆に手を挙げない子の方が嘘つきじゃな(笑)。
すると先生が、ある児童を当てて、どんな嘘をつきましたかと質問した。
とたんにみんな手を挙げなくなった(爆)。
そんな質問の後で、
「五色(ごしき)のしか」という話を先生が読まれた。
内容はこうだ。
ある森に、五色の毛を持った、美しいしかがいた。
ある日、しかが散歩していると、川で溺れている男がいた。
しかが助けてやると、その男は大変感謝して
「このご恩は一生忘れません。何かお礼をしたい」と言った。
しかは
「お礼はいらないから、ここで私に出会った事を誰にも言わないでください。
言うと、自分が捕まる事になるかもしれないからです」と言った。
男は決して他言しないと約束して山を降りた。
ある日、国の王が、五色のしかを探した者に褒美をやるという
おふれを出した。
男はしめたとばかりに王の所へ行き、しかの居所を喋った。
家来と狩人をつれて、王は山の中へ入っていく。
五色のしかの友達、からすが、そのことをしかに告げた。
洞穴で休んでいたしかは、今から出るわけにもいかず、
どうしようかと考えたが、
自ら王の前に出向いた。
狩人は矢を構えたが、自分を恐れず、出向いてきたには何かわけがあるのだろうと
思い、矢を下ろさせ、しかに近付いた。
しかは王の前にひざまずき、
「どうして私がここにいることがわかったのですか?」と尋ねた。
「この男が教えてくれたのだよ」
王は例の男を指差した。
しかは涙を流して言った。
「どうして言ってしまったのですか?言わないと約束したでしょう?」
それを見た王も涙した。
城へ帰る王の列の後ろで、男は頭をたれ、うなだれてついていった。
ナガッ・・・
ここでの先生の質問は、しかに命を助けてもらった男が、
他言しないと言った時の気持ちはどんなものだったか、
王にしかの事を喋った時の気持ちはどんなものだったかというものだった。
もっともらしい答えがどんどん出てくる。
長女も2回ほど発表したが・・・
長女が発表すると、みんな笑う。
なんじゃ、こいつら!!(次女に引き続き)
確かにちょっと面白い事言うたけど、
そんなみんなで笑うほどおもろくないぞ・・・
まあ、そんな事はどうでもいい。
最後に、うなだれて帰る男の気持ちはどんなものだろうかという質問に入り、
考える時間があり、みんな、男の気持ちを書き出していった。
約束を破るんじゃなかった。
しかにかわいそうなことをしたetc・・・
男の後悔の念を表す言葉がどんどん出てきた。
その中で、1人だけ違う事を言った。
「俺は王様に罰をされるんだろうか?だったら逃げ出したほうがいいかなぁ。
どっちにしてもごほうびはもらえないだろうなぁ」
すると先生は言った。
「この時点でそんな事思っとるかねぇ?
王様に罰を受けると思ったら、後ろついてこんよねぇ。
こんなにうなだれてるのは、後悔してるからじゃないん?」
とその言葉を否定した。
授業が終わり、アンケートを書いていると、
長女がやってきた。
「ママ〜。なんで私、嘘ついたことがありますか?って聞かれて、
手、挙げるのやめたか知ってる?
それはねぇ〜、一年で365回以上嘘ついとるけぇ
どれを言ったらいいかわからんかったけぇよ」
隣にいたお母さんがププッと笑った。
「うんしっとるよ。あんたは嘘で塗り固められた女じゃけぇ」
私が言い返した。
「いやぁ、それはないでしょう〜〜」
笑ったお母さんが言った。
「うん。私は嘘だらけの女よ」
長女が肯定した。
また隣のお母さんが笑う。
「自分で言いよる!!おおらかでいいねぇ」
おおらかって言うんだろうか・・・
「いや、ほんとこの子、体の90%は嘘で作られてますからぁ〜〜」
大爆笑。
家に帰って、先生に否定された発言をした子の話題を持ち出した。
「ごめん、私、給食の時には道徳の時間の内容忘れたけ」
「このにわとりが!!」
3歩歩いたら忘れるということで、私はよく「にわとり」を使う。
「にわとりに言ってもわからんじゃろうけど、かくかくしかじか言うた子が
おったじゃろ?
ママはねぇ、あれは必ずしも間違ってないと思うたんよね。
まあ、王様から罰せられるから逃げようとは思わなかったじゃろうけど、
ごほうびの事は絶対頭の片隅にあったじゃろうねぇ。
だって考えてみんさいや。しかとの約束破ってまで、
ごほうびがほしかったんよ。それを全く考えないってことはないじゃろ。
人間なんじゃし、そういう心があって普通じゃと思うんじゃけど」
すると長女はこう言った。
「私はあの時こう書いたよ。
『しかの奴があんなこと言わなければ、王様にばれなかったのに、
ごほうびもらえなくなってしまったじゃないか』
こいつっ・・・極悪人じゃ!!
できれば道徳で否定をしたくないんだが・・・
「あんたばかじゃないん?
じゃあさ、この男は、しかが王様に捕らえられて殺されてもいいって
思うてたって事?」
「ん〜〜〜〜・・・」
読みが浅いんだよ、長女。
こいつは私と一緒で、みんなと同じ意見っていうのが嫌なだけなのだ。
それで、ちょっと変わったことを書いてみるのだ。
この子はクラスではお笑いキャラで、
毒はいても、今回の発表の時のように、
みんなが笑って済まされるんだろうが・・・
もう少し「言葉」を大事に扱ってほしいな。
単なる受け狙いで人道に反する事を書いてちゃいかん。
それで誤解を招く事もあるのだから。
常日頃から、適当に言葉を発するなと言ってるのに、
全然聞いてないからなぁ・・・
育て方間違えたかなぁ・・・泪



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